「アート・オン・スクリーン」は誰もが知る歴史的な美術品を、単に映像で捉えたドキュメンタリーではなく、それらを創り出したアーティストに焦点を当て、90分の映像の中で、未来に語り継がれる芸術を生み出すに至ったアーティストそれぞれの抱える境遇や創作動機を紐解き、彼らの人生を感じ、人間が有する可能性を語る映像エンターテインメントだ。2018年ラインナップは、ミケランジェロ、モネ、ゴッホという誰もが知るアーティストを取り上げつつも、意外と知られていない部分にフォーカスすることで、彼らの想像の源を探求する見応えのある作品だ。美術展で美術を鑑賞して楽しむのとはまた違った美術の楽しみ方を、「アート・オン・スクリーン」で体験ください。
日本は、私自身とても好きな場所で、世界の中でも特に美術愛好家が多い国です。その日本で本作が公開されることを、心から嬉しく思います。ミケランジェロやモネ、ゴッホのように、あまりにも有名すぎる芸術家は、時に私たちは自分たちが知る以上に彼らのことや彼らの作品について知っていると思いがちです。だからこそ、そういった芸術家について、あらためて皆さんに知ってもらいたいと強く思っています。
エミー賞やBAFTAの審査員も務める名碗プロデューサー。アーティストや美術館のストーリーに深く切り込むドキュメンタリーを製作している。