ルネサンスの巨匠 ラファエロのすべて

2020年、没後500年を記念してローマで開催された過去最大規模となったラファエロ展。ルーブル美術館をはじめウフィツィやナショナル・ギャラリー、プラドなど名だたる美術館から作品が会し、ドローイングを含め200点以上が展示された。そのうち100点以上が初公開となった貴重な美術展とその裏側を特別に撮影。 専門家の解説とともに、これまで謎に包まれていたルネサンス三大巨匠の一人、ラファエロの真の姿に迫る。

監督:フィル・グラブスキー
2021年/イギリス/93分/英語・イタリア語/5.1ch/16:9/カラー/原題:RAPHAEL REVEALED

フィル・グラブスキー監督インタビュー

ラファエロを取り上げようと思った理由について
ラファエロは、史上最も偉大な芸術家の一人で、ミケランジェロやレオナルド・ダ・ヴィンチに匹敵する芸術家であるということが大きな理由です。 この人物伝は、彼の作品を集めた過去最大の展覧会に基づくもので、並外れた内容となっています。ラファエロを知らずして、美術史は語れません。
「ラファエロ展」は、イベント開催直後にロックダウンで中断を余儀なくされましたが、今回の撮影において特に印象に残っている点は?
制作には大きな意味がありました。ローマでの展覧会の最終準備を撮影し終えたところで、新型コロナウイルスのパンデミックにより国が閉鎖されてしまったのです。 結局、コロナ禍の厳しいルールのもと、閉鎖された展覧会に入り、撮影することができました。展覧会はやがて再開されましたが、私たちの映画によって、鑑賞することのできなかった何百万人もの人々に、この展覧会を紹介することが可能になりました。 貴重な機会をぜひお見逃しなく。
本作の見どころを教えてください。
見どころは数え切れないほどあります。絶対的な名作がたくさんあります。基本的に次から次へと見どころがあるのです。まるで素晴らしい寿司屋で食事をしているようなもので、新しい料理が出るたびに喜びがあります。
これから作品を観る方に向けてのメッセージ
みなさん、一人で行かないでください。友人や家族みんなに見て、その後、この映画について話してください。 そうすれば、何度も行きたくなるはずです。